Ubuntu 10.04 LTSでemobile D11LCを使う
Ubuntuの10.04 LTSでemobileを使用できるようにした。
環境は以下の通り。
PC: IBM Thinkpad X60
OS: Ubuntu 10.04 LTS
Emobile: D11LC
USBモデムとして認識させる
そのままD11LCをUSB接続すると、モデムとして認識されない。
なのでUSB ModeSwitchをインストールしてモデムとして認識できるようにする。
9.10までは配布サイトより
ソースコードを落としてきてコンパイルする必要があったのだが、
現在はubuntuのリポジトリにあるようなのでaptでインストールする。
sudo apt-get install usb-modeswitch
特に設定なども必要なさそう。
ダイヤルアップ接続
GUIでppp接続の設定を行えるよう gnome-pppをインストール
sudo apt-get install gnome-ppp
gnome-pppはroot権限で実行する必要があるので、アプリケーションメニューのアイコンの設定を変更する。
パネルのシステム>設定>メインメニューを実行。
インターネットにあるgnome-pppのプロパティでコマンドを以下のように変更
sudo gnome-ppp
sudoとして実行すると起動時にパスワードの入力を求められるが毎回、入力するのは面倒なので visudoの最下行に以下の記述を追加。
(sudo visudoで実行)
%admin ALL=NOPASSWD: /usr/bin/gnome-ppp
gnome-pppを起動する。
入力欄に以下を入力
Username: em Password: em Phone number: *99***1#
Setupを開き、各タブセクションに以下を入力。
この時、ModemのDeviceの選択はDetectボタンを押して検索する。
正しくUSBモデムとして認識されていたら自動で設定される。
[Modem] Device: /dev/ttyUSB0 Type: USB Modem Speed: 460800 Phone Line: Tone Volum: Off [Options] Dock in notification area: On Auto reconnect: On Check carrier line: On Check default route: On Ignore terminal strings(stupdi mode): On
あとはConnectで接続完了。
非常に簡単だった。9.10の頃はモデムとして認識させるのにいろいろ設定を書いたり、コンパイルに失敗したり、繋がっても別のユーザーに変えると繋がらなかったりと大変だったが、今回はサクっと繋がった。Linuxもバージョンを重ねるたびに徐々に使い易くなってきていて素晴らしいね。