VirtualBoxでUSB機器を使う

最近、SonyWALKMANを購入したのだけど付属の専用ユーティリティはWindows用の為、普段使っているUbuntu8.10では使えない。
USBメモリとしては動作するのでファイルを転送するだけなら問題ないが使い勝手が良いとは言えない。こういう時だけはLinux系OSはまだまだ不便。(何かいいアプリがあれば教えてください)


そこでVirtualBox上のゲストOSのWindowsXPで扱えるようにする事にした。
ubuntu8.10ではVirtualBoxのゲストOSでUSBデバイスを扱えるようにするには/etc/fstabに以下の一行を追加する。


/etc/fstab

none /proc/bus/usb usbfs devgid=125,devmode=664 0 0

devgid=125の部分はVirtualBoxインストール時に追加したユーザグループ「vboxusers」のGIDを指定する。GIDを調べる場合は
cat /etc/group|grep vboxusers
を実行。


fstabはOSが起動時にマウントするデバイスを記述するファイルでVirtualBoxを実行するユーザの実行権限でマウントしてやるようだ。
ファイル変更後はシステムの再起動を行う。再起動の代わりに mount -a の実行でも良いはずなんだけどダメだった。


次に接続したいUSB機器を繋いでVirtualBoxを起動する。(まだゲストOSは起動しない。)VirtualBoxのコンソールで繋げたいゲストOSを選択した状態で”設定”をクリックし、一覧のUSBを選択。「USBコントローラーを有効にする」「USB2.0EHCI)コントローラーを有効にする」にそれぞれチェックを入れ、USBデバイスフィルタリストに対象のデバイスを追加する。


バイスの追加は、(ホストOSがデバイスを認識した状態で)すぐ横にある+のアイコンをクリックするとプルダウンにデバイスが表示されるのでそれを選択することでできる。
あとはそのままゲストOSを起動すると見事に使えるようになった。


家にあった他のUSB機器で、NintendoDSwifiコントローラーやペンタブとかもゲストOSにドライバを入れる事で全て認識した。素晴らしすぎる。
これでPCが更に便利に使えるようになった。Ubuntuが凄いのかVirtualBoxが凄いのか。


ちなみに何故iPodでなくWALKMANなのかというと、WALKMANにはFMチューナーが付いているから。
(英語の学習目的で)FMで聞いている番組があるので不可欠。iPodならLinuxにも互換アプリがたくさんあるのでこんな問題は発生しないんだけどね。