kof2008に行ってきた
先週の土曜日、KOF2008に行ってきた。
見てきたセッションは以下。
- Ruby Lightning Talk
- Google Chrome完全技術解説
- Software Designが見たアメリカ西海岸IT事情
中でもGoogleChromeの話が面白かった。
及川さんがプレゼンされてるのは初めて見たが分かりやすい説明で
最後まで飽きさせない上手いプレゼンでした。
話にあったGoogleChromeの機能で興味が惹かれたものをいくつか。
- OmniBox
検索ボックスとアドレスバーを一体化。
入力を一本化することでユーザがどこに入れたらいいか迷う必要を無くした。
判断の部分は機械が自動でやれば良いってこと。
- ナビゲーションクエリ
以前にgoogleでの検索ワードのトップ10に「yahoo」というキーワードがあるという話があったが、
ああいった行きたいサイトは明確なのにアドレスだけが分からないために行う検索の事を
『ナビゲーションクエリ』と呼ぶそう。
chromeでは検索時のインクリメンタルサーチの結果にこのアドレスも含めているので、
前述のyahooだとyahくらいまで打つと「yahoo」という補完に加えて「http://www.yahoo.co.jp/」
という項目も表示される。これは地味だけど非常に便利。
- ローカルアプリ化
最も惹かれた機能がこれ。
機能としてはPrismとほぼ同等の機能。
違いは、ローカルアプリとしての登録手順でprismの場合は対象のURLを入力して登録するが、
chromeは該当のページを開いて、そのページを登録するという手順を踏む。
ちょっとした違いだがURL入力っていうのはちょっと面倒くさい事もある。
例えば「ログイン画面」と「ログイン後の画面」が別でログイン状態を維持してくれるサイトの場合、後者の画面を登録した方が使いやすいが、最近はこの画面に国コードなど、
クエリワードが付加されたサイトが多くて、
どこまでをURLとして登録したらいいか迷う事がある。
しかしページを開いてからだと結果的には同じだが気にせず登録できる。
- レンダリング性能
レンダリングのベンチマークを実演されていた。
IEとFF3が同程度で、chromeは約3分の1程度の時間でレンダリングを完了していた。
かなり早い事がわかる。というかFF3が意外と遅い事に驚き。
- 1タブ1プロセス
基本は1つのサイトに1つのインスタンスが割り当てられるのだが、
リソースの最適化を行っているので、ポップアップによって起動されたタブなど、
状況に合わせていくつかのタブでプロセスを共有し、無駄なリソース消費はしてないとの事。
やっぱこの場合はそのプロセスが死んだら、プロセスで共有してるページも一緒に落ちるんだろうか。
最新の機能を実装。特にCanvasは相当な性能が出るようだ。
ブラウザで普通にローカル並のゲームが動く日も近いか。
とまぁざっくりと紹介してみましたが早速今日、
仕事で使ってるPCにGoogleChromeを入れてみて一発で虜になりました。
やっぱりローカルアプリ化の機能が便利。
シンプルな見た目に動作の軽快さが素晴らしい。
gmail,calendar,remember the milkなど常時起動のWEBアプリは全てこれに移行しました。
あとはセキュリティ面で今後どの程度穴が見つかっていくかが注目か。
プレゼンを見ずに使っていたら、「ふーん」程度で納得しておそらくスルーしていたけど、
いろいろ機能を理解してから使うとまた違って見えてくる。
やっぱり機能をしっかり伝える事は大事だね。そんな事知らずに直感的に使えたらもっと良いわけだけど。